House

あいおいのいえ

「熊本県合志市合生」


           テレビ熊本(TKU)

      「いえイズムの番組に出演しました。」
                ↓



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○S造2階建 
○167.26m
2 
○専用住宅 
 ネット上の「施主と建築士の広場」に応募して採用された作品である。

最初は数回に渡り移築を繰り返された築200年を経過した古い蔵(昔は住宅)を改築して住まい空間への相談からスタートした。

その蔵を調査していく過程で曳き家(方位、配置移動)などの必要があり膨大な費用が嵩み、過去の数回の曳き家で柱は足元を切断したりで古材も部分的に使用可能な程度と結論がでた。そこで災害に強い建物などの要望もあり主架構をS造でつくり、あとは、できる限り木造で古材を利用しながら新しい構造の中に古い歴史を刻み込むことでクライアントと合意した。

現代の合理的な住まいの中に懐かしい暖かさや人間味を封じ込めた魅力的な住まいにすることをテーマに進めていくこととした。

南側の数年前建て替えられたご両親の母屋の以前の住まいの古材、建具、長持(衣類、調度などの収納木製箱)が大事に保管されていたので、これらも利用することとた。

1階和室の天井には長持を丁寧に解体しながら再生した。土間の吹抜の3本の直経500mmの梁(樫の木)も祖父母の代のものを再生しました。和室の扉も透かし戸をよみがえらせた。北東には背の高い竹山、南にはご両親の住まいがあり、閉鎖的な1階の空間は子供部屋、廊下、夫婦寝室と3つの空間を全てオープンな空間として将来仕切ることが可能なように天井までの

障子を誂えた。

リビング、浴室など生活空間は2階へ配置した。リビングから屋根の架かったデッキの間(ま)

そして、大空へと繋がる屋根の間(ま)へと縦へ徐々に開放空間をあつらえた。

屋根の間(ま)からは1階では想像もできないほどの南側の昔から変わらぬ田園風景が一望できる。

又、北東側は背の高い竹林に囲まれているので大自然を堪能できるすがすがしい屋上の空間が実現した。

 
敷地全体模型

造園家の村上氏の手によって木々が植えられ北、東の竹林にも劣らぬ迫力で昔から存在しているかのような風景が完成した。


テレビ放送のときは無かった雑木林が昔からあったかのように出来上がった。
造園施工は村上造園様 さすがです!!2階リビングからも高木の木々、葉っぱ
がゆらゆらと揺れるのを眺めながらの風景は別荘気分です。
 
 
 
東側の壁にはご主人が割った蒔きが風景に溶け込んでいる。
 
 
屋根の間
 
 
屋根の間で「はしゃぐ」あいおいのいえの家族!!
 
2階デッキの間(ま)はLDKと繋がっている。このスペースから屋根の間
(ま)へと導かれる。
 
1階
土間玄関の上部に200年の歴史を刻んだ
大きな樫の木の梁が蘇った。
 
1階
和室
天井板:200年前の長持ち(木の衣装箱)を再利用
扉:200年前のすかし戸を再利用
梁:200年前の祖父時代の梁を再利用

1階
夫婦寝室〜廊下〜子供室
すべて天井までオープンになる。
   
   
1階
夫婦寝室〜廊下〜子供室
障子で仕切れば部屋となる。
テレビで壁をアクリル壁と字幕がありましたが間違いで、八代のイグサで作ったイグサ和紙です。
すべて自然素材が倉田設計の作品です。
障子の部分にもイグサ和紙の薄いのを使用して明かりが漏れるようにしています。
   
1階洗面所

 2階洗面・脱衣室
   全て
  オリジナル設計
   
2階DK
   
   
   
2階リビング
   
2階浴室
   

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